●2010年03月12日(金)
私のシンデレラ姫 寄宿舎の名簿登録に毎日 ぽつぽつとメルマガ読者が登録してくれる。 そのメールには何も書いてくれなくてもいいのだけれど 長いお手紙、簡潔ないきさつ、色々だ。 今日は 一人、こんな人がいました。 ここまでなら出しても 大丈夫と思うので。 「実は一度、スタジオの前で靴を紛失してしまい、フラメンコシューズのまま新幹線に乗って帰宅し後日、事務局の方に発見された靴を送って頂いたことがあります。」 どこから来ているって言われても すぐにはピンと来ないものですが これで靴を持ってみんなで????????というシーンまで思い出してしまいました。鮮やかな謎です。 この人、靴無しでどうやって帰った? 謎に包まれて だいたい靴を忘れて帰るってことがあるかと みんなで不思議に思い、私など色んな忘れ物に慣れているけれど こんなのは前後に一つも例が無いので かなり印象は強烈でした。 思わず笑ってしまうのだけれど。ああ、あの子か、と。 長いお手紙には簡単に その後の人生が書かれていましたけれど きっとそれだけでは 無い、色々なことがあったのだろうと 今朝は胸が迫りました。 遠い他県から お金も時間も沢山使って通ってくれた人達が 本当に100人とかでは済まないくらいにいました。 外国から里帰りを合わせて来てくれていた人も本当に沢山いて、 今でも私のことを懐かしく思ってくれている人達がこうしているのだと知らせてくれるのは 有り難いことです。 時代がこんなにせちがらくなると もうあのような集中レッスンというのは難しいのかなとも思うのですが 今度はそうではなくて ほとんどいつでも 私が居るっていう、そういうバージョンが出来るかなと考えています。 寄宿舎が完成した頃に 日本とスペインの往復の順番を逆に出来るかもしれないなと考えています。スペインにずっと居て、三ヶ月ごとに12日くらい日本に帰っていたのを 逆に出来るかもしれないと。 私の長年の夢だった 代教を使わないで自分で何もかも一から教えたら どんな上達を見せるだろうかという、その夢がまだ残っています。果たせなかった課題です。 私は この世界のプロとなって 自分には教えることが天分として あると考えています。教えることが努力しないで出来るっていうのは一つの才能とか適性だと思うのですが 私は自分の力を全部傾けて教えないではいられない、親切な性格だし(笑)これを本当に一から教えて 誰もネットで相談したり悩んだりしないで いつもそこに私が居るっていう環境で 教えて育ててみたいです。 スペインに帰るたびに後ろ髪引かれて 辛かったのです。 留守で手当てできないことも沢山あったし、人はやっぱりどんなに心を砕いて探した代教でも 私の踊りが好きで私に会いたくて来たという人が決して少なくありませんでした。 みんな仕事も家庭も工面しつつ 無理を重ねて来てくれていたのは 私のレッスンを大切にしていたからだと。 ついに無理が重なって、いよいよもって退会のときには、その思いをメールしてくれたりしたのですが そのたびにとても辛い思いをしました。 今はこんな経済危機だし 人の心が冷えてとてもお稽古っていう気分ではないでしょうが 私は寄宿舎完成して任せる人も決まったら 日本で一からやりたいです。 人生に思い残した一つの大きな宿題として。 そうしてスペインに年に三回くらいバケーションと合わせて深呼吸しに帰る。 生徒は一から全部私が見て育てる。 これがやりたいです。自分の中にあるフラストレーションを 決着つけたいかなと思います。 一度フラメンコをやめてしまった人は 戻らないかもしれないですが それでも私は新規に一から何の時間的制約もなしに ちゃんと教えてみるっていうことをやり遂げたい夢でいっぱいです。自分の心残りに決着をつけたいなと思っているのです。 別に10人くらいしか(笑)来てくれなくても構わないし。 二年したらネットで募集して五人くらいから始めてもいいかなって無理なく思っています。たまたまグループが愛知県ですって言えば ほお、行ったことないねぇ....と興味津々で行ってもいいですもん。行ってみて好きな土地だったら続けてもいいし。 とりあえずは そういうことがなければ千葉 埼玉 神奈川 東京で 全部か三箇所くらいで始めます。どうしてかというと そういう要望が強いのです。どこに行っても私が居るっていう、どこで受けてもいいっていう 全パスを今度こそオリジナルの意味でやりたいなと思います。みんな忙しいし お稽古続けるだけでも大変だから そういうことしてあげたいなと思っているの。 私は ある意味スペイン人の旅行者だから どこに行くのも楽しいしね。笑 長年日本にゆっくり住んでいないので ディスカバージャパンしつつ、自分へのご褒美として楽しく心込めて教えたいなと思います。 なんとなく こんなようなのをイメージしております。 時期が来れば 又みんなの意見も入れて固まって来るのだろうと 思います。毎日、励ましのメールありがとう。 BBSに書けないのはこういう理由だったのね、と理解できました。 フラメンコをしている以上、やっぱりスペインをなくして私の踊りは成り立ちません。 もしも私の芸に何らかの光があるとしたら それは日本より長くここに住んで活躍できた ということだと思うし、 私にとってスペインは もしかしたら日本よりも恩のある国なのです。 それから心ではいつも日本に惹かれていても もしかして もう随分スペイン人かもしれない。 どちらの国も故郷だと 思うかも知れません。 日本人として生まれた誇り、アーティストとして活躍させてくれたスペインへの恩。とぢらの国にも感謝と愛情を沢山持っています。 下の子供も王立舞踊学校をあと二年で卒業です。 子育てが一段落です。あとは私無しで寮生活とか経験して 社会っていうのがどういうものなのか 知るチャンスだと思うのです。 もう大人だからあちらが飛行機に乗って日本に来ればいいのだし、と最近考え始めました。 私は 大の国粋主義、ナショナリストなので日本を捨てて生きることはできませんし、そうしようとしたこともありません。 自分の適性が日本舞踊ではなかった、というのが私をスペインに駆り立てた一つの要素でもあります。 ことごとく洋風なのが 自分には合っていました。心には入りきれないくらいの日本への愛情と尊敬を抱えて。 皆さん、登録どうもありがとう。思いがけずに嬉しい気持ちでいます。まだの方も スペイン行きの予定がない方でも お申し込み、くださいね 待っています。
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