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2008年05月のセビリア発信・つれづれ草
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●2008年05月08日(木)

鹿鳴館


最近、日本の研究家と知り合う機会が多い。
そのたびに論文とか渡されて
すぐに読まないと次に会った時に困るので
それで図らずも 読書が増えている。

先日は日本音楽の講義で助手を務めた
素晴らしくハンサムな男性に
「僕の論文です どうぞ読んでみてください」
なんていきなり 名刺代わりに
鹿鳴館とその外交的失敗の研究を
渡されてしまった。
名刺にしては長い....20ページもある。

結論から言うと
あの時代の悲しさを 
外国人に一刀のもとに切り下げられてしまうのは 
私は 面白くない。
小僧、何を知った風な!!
なんて思っちゃう。

アイデンティティを失った外交、なんて
言われたくない。
じゃあ あんたは?
なぁんて 言い返したくなるんだなぁ....

あれはね、欧化主義の
薬が効きすぎて ちょっと横滑りしただけよ。

井上馨についても なんか掘り下げが足らないし
まぁ こんなもんかな とも思う。

昨年日本に留学していたとかで
パソコンを立ち上げると壁紙が秋葉原の電化街なので
笑ってしまった。
秋葉原が大好きだと言うのだ。
あのフリークした人達を見るのも面白いし
町並みも好きだと言う。

じゃあ 今度は私のスタジオにも寄ってみて!と
お勧めした所です。
この秋から九ヶ月間の奨学金をゲットして
又日本に留学するそうです。

うちに来たら 教えてやってよ フラメンコ....

●2008年05月06日(火)

筋トレー根性の人々

仕事が立て込むとどうしても犠牲にしてしまうのが筋トレだ。
何故か決まった時間をずれるとやる気がしない。
こんなんではいけない。
閉まる寸前のジムに駆け込んででもやらねば!!


しかしいつも感心するのが
別に何かの仕事でどうしても筋トレをしないといけないという
例えば私のような人間でもなさそうな普通の人っていうのが
侮れない根性で がんがんやっていたりする。

女の人で懸垂ーけんすいーが得意っていうのは滅多に見かけるものではないけれど 腕ひとつでぶら下がって
鉄棒の上に顔を出すって凄いと思うのです。

ふつーーーーーーの主婦みたいなぽっちやりしている人が
この間これをやっていてたまげてしまいました。

私なんてぶら下がるだけで もう精一杯。
自慢じゃないけど数センチとか上に行けない。
腕の力はこんなには ないです。

先日も腹筋をもう嫌というくらいにやっている
これ又ぽつちゃりしたふつーーーーの年配の女性が
メガネしたままで 何回も何回もやっていて驚きました。

なんていうか 劣等感に襲われるくらいでした。

とにかく私っていうのは長く同じ運動をするのが嫌い。
歩くマシーンでも
もつれるくらいに早いヤツでさっさと終わりたい。
とても30分とか一時間なんてやっていられないのです。
よく あれで汗だくだくになっている人がいて
その忍耐力に傍を通っただけでもげっそりしてしまいます。
いや、いいなぁ と思うべきか。

筋トレがここの所停滞しているのは
重さを増やせない微妙さにいるからです。
あと一コマの五キロがどうしても重過ぎてできなくて
かといって現状だと少し軽くて効果ない。
マメに二キロとか三キロ加減すればいいのだろうけど
マシンよっては微調整ができにくい。

胸筋が25キロでもきつかったりする。
多分今日だ。昨日サボってるし、土日もあったし。

脚だけは凄くて重さがあと二メモリしかない。
最高が80キロなのに70キロで内転筋と外転筋がへいちゃらだ。
この先どうしたらいいのかな。

脚の前後左右の四面をしっかり鍛える。
脚は平気だけれど 上体になると胸が座われば35キロ
仰向けだと苦しいから20キロだけ

腕は更に貧相で五キロがやっとだ。
おお、きつい。

背筋は25キロしか駄目
だから懸垂なんてとてもとても....
屋上からぶら下がったら自力で這い上がれない!
こんな事ではいけない! 
悪者に追い詰められたら這い上がれないなんて!
なんとか倍にならないかなぁ...

朝の筋トレでいつも会う女性がいるのだけど
この人が物凄い。
2時間くらい鍛えている。同じ事を何回も!
小柄で細い腕にみるみる筋肉がスジ立つのだ。
懸垂もできしまう。

受付の男の子に聞いたら登山家ですと。

なぁるほど 

ロッククライミングだと
腕で体重が十分支えられないといけない。リュックも。
わぁ 凄いな....といつも感心する。

学校の給食のお姉さんなので
お昼の時間には仕事に入るらしい。
だから午前のジムで ぎんぎんに鍛えて
涼しくシャワーを浴びて 出勤して行く。
なかなかの人物であります。

●2008年05月04日(日)

日本の音楽会

先週、大使館の名誉大使のお招きで
日本の音楽についての講義を聴講しに行った。
セビリア大学の建築学科の先生がなさる講義だつたのだけれど
音楽にも造詣が深く、日本の楽器や音楽の講義をなさるというので とても楽しみにしていた。

会場はフラメンコの催しも頻繁にあるセントラル劇場で
沢山の大学生や日本研究家が集まってなかなか面白かった。
ノートもとらないのは私くらいしか居ない。
あらら....熱心に聞き入った。

琴についての詳しい説明があったので
なんだ持って来て上げれば良かったと残念だった。

うちには琴と三味線が一応ある。
実演しろと言われれば ちょっと困るのだけど
見たらスペイン人はきっと喜ぶに違いない。
次回は是非。

公演後に 教授と助手の素晴らしくハンサムな若い男性と
階下のBarで軽いお食事にご相伴した。

他にアンダルシア自治政府の役人と言う男性は
囲碁の大家ということだった。
当然、数学から囲碁に入っている。
ここいらで囲碁をするという人はみんな数学者がらみなのだ
ご隠居とはちょっと違う。

昔、チェコの数学者とお友達だった時に
囲碁をやるというので お話し伺ったけれど
まったくこの世界には疎い私は 話題が続かなくて
立ち往生した。
またもや囲碁だ。

興味深い事に 来年辺りからここの大学の正式な学科として囲碁が承認されたというのだ。
凄い。
日本でもあるだろうか 囲碁学科
無いんじゃないでしょうか。

外国の方がこういうものに評価をするつていう所が
日本の辛さではないでしょうか。
もしもあったら私、日本 見直します。

ところで
こういう多くの日本研究家っていうのはみんな
本当にうんと若い時に日本への興味を抱いて成人するようなのです。

この教授は11歳の時に柔道を習わされたのがきっかけだそうです。
11歳!!

あなたフラメンコ、私 日本研究家 (爆)

教授の音楽講義の後に
日本のコンテンポラリー音楽会があるのだという。

え!!??そうなんですか?

そうですとも。だからその前に私の講義があったのではないですか!!

なるほど...講義と実演ね。それは立派な構成です。
では音楽会に残りますか?行きましょう?というので
私はうっかりついて行ってしまった。

日本音楽...雅楽....ぼんやりしていて
「コンテンポラリー」というのが意識から抜けてしまった。

劇場に陣取って
しまった!!と思ったときには もう始まってしまった。
がくん!!.....かがん.......どどっ......がしゃん!

ふえーーーーーーコンテンポラリーだぜ。ちっとも音が繋がんないぜ。死ぬーーーーーー!!

四曲目....
もそもそも もそもそもそも.....

「あの アキコさん、あそこの右のドアから帰れそうですよ」
教授がスペイン語で囁く。
「逃げても いいですか?」私が日本語で囁き返す

ええ、ええ、いいですともと うなづく

ずらかれ!!!

外に出た途端、日産ミクラがとても愛おしく見えた。
アクセルをぎゅーーーーーーんと踏み込む私でした。

http://www.flamencoole.com/

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