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2009年05月のセビリア発信・つれづれ草
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●2009年05月29日(金)

海外に出ると....

長年親しくお付き合いしている ある新聞社のデスクと
先日お電話でお話しした。
ご主人が出て
「なんか右寄りなんだって?今度一緒に靖国神社に行こうよ」
と言われてしまった。笑

私が右か左かと言うとごくごく普通の真ん中だと思うのだけれど
日本人は自身が多分に反日だから国家としては左寄りなので
私達のような国思いのナショナリストを見ると右だと感じるのかしらと興味深かった。

奥さんが電話口に出てーこの方がただの奥さんではなくて
かつて有力新聞の論説委員も勤めていらしたー
「ねぇ どうしてなのかしら。友繁さんみたいに外国に出て活躍した女の人っていうのはみんな保守なんだけど。何故そうなのかしらね」なんて言う。
すかさず
「それは国境越えた途端に 本当の日本人になりますからね」
と答えたけれど どこまで理解してもらえたか疑問だ。

私はこんなに知性豊かな人でも 分からないのかなとちょっと驚くのだ。日本の中にいると情報の最前線みたいな所にいても
こういう意見を持つのかな、と不思議だ。

サンケイは気をつけないといけない、「正論」なんか読んではいけないと言う。へええ-----、堕落している日本の新聞の中で唯一少しまともだと思うのに そして別にナショナリストという観点から見れば サンケイでも足りないと思うくらいだ。

西尾幹二さん駄目、櫻井よしこさんも、うーーーーん、と言って渋る。そうなの!?
私はこの人達の意見は至極真っ当で 櫻井よしこさんなんかは実に抑制の利いた筆で不甲斐ない政府を根気良く説得していると感心してしまうのだけど。これでも うーーーん だろうか。
もう10年は前から今日の日本の諸問題を何度も何度も警告している。読んで見ると著者のやむにやまれぬ心情が察せられて辛くなるくらいだ。10年経ってもあいも変わらない腰抜け外交で
どんなに無念な気持ちがするだろうかと こういう言論人の気持ちが思いやられる。

私の敬愛する上記の女性でも あれほど真っ当な言論を展開している櫻井さんを認めるということがない。

こんなんでは 日本は国民間で意見が四分五裂になって
まとまらずに墓穴なんではないだろうかと心配だ。

最近気が着いたことなのだけれど、年配の人達が正確に日本をわかっているかというとそうでもないのだ。戦中戦後に青春を謳歌した私の母のような年代ほど 戦争を分かっていない。
戦後の策謀に満ちた占領軍が何をして洗脳して行ったか
洗脳された方だから 分かっていないところが随分ある。
母と話し始めると私は決まって驚くのだ。

だから今の六十台、七十台の訳の分かったそうな老人達も
戦後の占領政策の放射能をたっぷり浴びてしまっているので
実は一番始末が悪かったりする。
この点、若い人達のがずっとまともな国家観を持っていたりする。

「戦後」は、実はまだ続いているのだ。
日本がまともな国になるのは まだこれからだ。
戦前のような堅実な感覚を取り戻すのは あと何年かかるだろうか...間に合うかな。



●2009年05月27日(水)

ロシオ祭り

フェリアのカセータの後片付けも済まないうちから
もうロシオの巡礼に行く人々を見つけた。

今朝も八時という早朝(日本の七時くらいの感じです)から
馬車に乗り込んで馬の手綱を取ってまさに出かけようとする
農家の人々を見つけた。
女性はフラメンコスタイル。
頭に大きな櫛を挿し、
フラメンコの衣装にショールを掛けていた。

私は車で通り過ぎながら ふと気づいた。
家畜はどうするのかしらん。

農家の人達には必ず小さいにわとりとか豚の一匹も飼っているのが常で、畑もさることながら 生き物はダレが面倒を見るのかと。不思議。
長いスペイン生活で始めてここに気づくわけですが
広大な農地のお百姓さん達は 一体誰に後を頼んで
一週間も二週間も留守にできるのかしらん。

季節は良くなって 益々夏に近く、輝くような太陽だけれど
この時期はいつも寒暖の差が激しくて風邪引きが多い。
私などもこれを免れることがない。
だから大遊びに耽るという発想が何年居ても起こらない。
体調不良になるのを必死で乗り切るというのがいつものパターンだ。
やっぱりこういう所はスペイン人は違うといつも感心する。
あの つまらないフェリアだって
毎年毎年 嬉々として小屋を建て、小屋を取り壊し、延々と続けているのは これが日本人だったらとっくに飽きてしまってこうは続かないだろうと思う。

先ごろ来た私の生徒だって
なぁんだぁ こんなの!?高校の模擬店みたいにちゃち。
これ一言で終わりでしたもんねぇ...

まぁそれでも旅行者には面白いですが
ニ年と続けて行きたい気持ちにはなりにくいです。

フェリアが終わると 今度は奇跡のロシオ聖母にお参りに行く。
勿論道中 飲めや踊れやの大騒ぎ。
着いてからも宴会に継ぐ宴会。
訪問客に引きも切らずに接待するための料理人まで雇う。
こういうのは剛毅で良いが 日本にはもうこの手の大判振る舞いというのは存在しないですね
巡礼のためだけの大きな家、家政婦達、料理人
来る人は知らない人にでも振舞う 際限ない貯蔵のお酒と大量の料理。アーティストも雇う。
余程の大金持ちでないとやれないけれど
日本のお金持ちと違って ここのお金持ちはこのように気前が良かったりする。

こうした無駄というか 心意気のところにこそ
アーティストが育ち、アートが身近で栄える。

治療費が無いなら、いいよ、君の描いた絵のニ、三枚と
相殺で。そういう歯医者が居るように
ここには そんな粋もまだあるのだ。

スペイン人....いい加減で明るくて アートな人々。
風邪もインフルも関係なく、馬車で繰り出して行く人々!!

●2009年05月24日(日)

今日は....

昨晩娘にせがまれて疲労困憊の体に鞭打ってもう寝ようという時間になってチョコレートケーキを焼く。

夜中の12時にもう24日だ、誕生日だから食べると言い張るバレリーナに 夜中にこんな物はと説得。
どうせ騙して起きて来て食べるだろうと思うので お掃除用具の棚に隠す。

案の定、今朝は起きぬけにこれを食べると
まだ目も開いていないのに言い張るので根負けして
朝食に許可。

ろうそくも ハッピーバースデーの歌も無し。
父親も今日が誕生日なのにさっさとケーキにナイフを入れてしまう。

仕方ないのかなあ、もうだんだんこのようにしてかわいい習慣が無くなる。
そのうち一緒に旅行したくないと言い出すのは
もうすぐそこの曲がり角なんだろうな。
上の娘は明日、卒業試験だから今日は誕生祝いはあっさりしてくれないと困ると言うので 遠出を奮発していたのだけれど
近場のレストランであっさり予約。

せかせか急いで食事になりそうだ。

居間に私の15歳の時の写真が飾ってある。
娘が15になった時に比べてみようと小さい時から楽しみにして掲げてあった。
上の娘はこの写真の少女よりずっと大人っぽくてスペイン風な娘に育った。
下のは、今比べて見ると数段写真の私より子供子供している。華奢で顔立ちももっと小さい。中身も大分子供だ。
同じ15歳でもこれだけ違うものかと思う。

なんだかいつも夫々が多忙で、こんなお祝いの日ものんびりといわえない。小旅行などは更にスケジュールの擦り合わせが大変だ。
こうやって いつか、いつかと思っているうちに巣立ってしまうのだなと最近は思っている。寂しいようでもあるけれども早く自立させないと心配だという気持ちの方がずっと濃い。

輝くような晴れた空と花々の彩りの日曜日、
無事にここまで育ってくれたことを天に感謝し、
子供の人生が堅気で、刺激と啓発に満ちていてくれるようにと願う。苦しみの後にきっと小休止の幸福が来てくれる人生でありますように。ストレスや逆境に打ち勝つ聡明さを養えますように。
思いかげない出会いや 楽しみがところどころに散りばめて
人生の楽しさを肯定できますように。

こういう人生を送れたら、それはとても幸せということではないでしょうか。毎日不足なく、苦渋もなくというのでは不幸の一種ですから それなりに自分を成長させられる機会に恵まれた人生であればと 願います。

皆さんも 素敵な日曜日をお過ごし下さい。


..........

今日の私の本は「侵略の世界史」
清水 馨八郎(しみず けいはちろう、1919年 - )は、山梨県出身の都市学者。理学博士。

この本、先週着きましたが、面白くてやめられないです。
今まですっきり理解できなくて
もやもやしていたものがみんなすっと分かる。とても読みやすい文章で秀逸な近代史理解がすっとできる良書です。

もう10年も前に書かれた本ですが 真面目な本にありがちな難解さが全然なく、本当に読むなり理解、整理できます。
初見で弾ける曲みたいに優れています。

今までお勧めしたどれも読まなくても これは読んでいただきたいと思います。
古本で見つかるかもしれません。
鎖国からこっち 日本の歴史、全然分からないなあ と言う方、割合薄目で読みやすいので
これ一冊でくっきりしますよ。
今までにもう何十と日本史関連の本を読みましたが 物足りないこともなく、難しくも無く 無駄の無い日本語で書かれていて
近代史の本としては最高に良いです 祥伝社発行。

やはり日本史は世界史で捉えないと本当のことは浮き彫りにされません。戦争=いけない ではなくて何故どうして起きたのかが分からないと本当の平和主義とは言えないかなと思います。
日本人は戦争には相手が居たということを完全に忘れてしまい、
全部自分のせいだと思い込んでいると 西洋の誰かが言いましたが その通りで、世界史として読むと驚く事が満載です。
是非。


●2009年05月22日(金)

もう一ヶ月と迫り....


焦るのだけどどうにもならない。
NY行きまで一ヶ月を切っているのにまだアパートが決まらない。二ヶ月も行くのにホテルも取っていないし住まいの手配が全然できていない。

娘は大学の寄宿舎に放り込むので三食付いていて
全く世話がかからなくて楽ですが
問題は私と下の娘の泊まるところだ。

ニューヨークも外れに行けば良いのだろうけど
ダンスのレッスンが詰まっていて交通にかける時間が無い。
なんとなく怖い地下鉄にはなるべく乗りたくないので
マンハッタンのそれもダンススタジオ近辺で探していて
二ヶ月になる。
始めは あら?と思った値段が
いよいよもってこれしかないのかもしれないと分かった。
物凄く狭くて高い。ワンルームでも一ヶ月3000ドルが最低ラインだと言う。どうも相場がそうらしい。
狭くて高くても仕方ないとしても その上汚いかもしれないって
ぞっとしませんか?
こんなに払っても窓ガラスが割れてて直してもくれないという話を聞く。日系不動産屋はほとんどの人がトラぶっていると言う。

じゃあ 何を頼りに決めたらいいのよ!!

東京も顔負けの高さで しかも当てにならない不動産屋が
とても多くて、詐欺まがいが横行しているという。

気をつけろとみんなが言うけれどどう気をつけたらいいの?

二ヶ月の家賃全部前払いの上に保証金も払わないといけないというのが多い。三ヶ月。しかも手数料とか税金とかがばかにならなくて結局100万円以上もかかる。
一面識も無いのにこんなに大金を海外送金する人って居るのだろうか

極力日本人経営のところにしたいな、と思うのが人情だけれど
これだと一件貸してくれるのではなくてシェアーだったりする。
もうこの年になって共同のバスルームとかは堪忍して欲しいかなと思う。
しかも利用者の意見を読むと 不潔だったとか書いてあって
もう、NYやめようかという気がしてくる。

安全と清潔には値段があるのは もう十分分かったけれど
その上に騙されるかもしれない 凄く困ったり嫌な思いをするかもしれないと さんざん経験者に言われると
もうどうしていいか分からないですよね。

スペインていい国だなと あらためて思ったりします。
ここでは安くても 断じて清潔できれいな部屋に泊まれる。
安いから古いということはあっても 清潔でないということがない。主婦の心意気というか清潔な掃除の行き届いた部屋と寝具が必ずあなたを待っている。
いくら安くしても 期待を裏切らない。
よほどの所に行かなければ 拳銃をぶっぱなす人も居ない。

ああ、スペインは住みやすい。
さぁて、どうしたものかなぁ

ドアマン付きマンハッタンのアパート、夏の帰国中
貸してあげますよ なんてことにならないかしらん。

困ったナァ....

●2009年05月20日(水)

アメリカ入国について考えさせられたこと

すっかりご無沙汰です。
書くことがいっぱいありすぎてどこから始めていいか分からないです。

例の水泳娘があと三週間で大学受験なのと
夏にアメリカに短期留学するのと
下の娘がニューヨークに留学するのと
王立舞踊学校がもう期末試験期間に入っているのと
私の仕事がとても込み入っているのとで
何十苦?という過密さになりました。
朝の七時台から本当に休む間がありませんから
水泳用具は車に積んでおいて隙あらば それっとプールに行き、
泳ぐ、そんな感じです。
普段の訓練が合間に がばっと行く、になっています。

昨日はアメリカ大使館で面接するというので
朝の四時起きでマドリッドまで新幹線で。
この留学生の一人一人にいちいち面接するというのが凄いですね。セビージャにも領事館があるのでてっきりここで済むのかと思いきや、なんとマドリーまで来いという。しかも予約制、この予約はマドリーに電話してできない。オーストリアでまとめているそうで いちいちオーストリアに電話して要綱を聞き、予約しないといけません。新幹線の始発が六時なので朝の九時の面接なら毎日のように空きがあっても これに間に合わない。

まぁ、そんなで この予約一つ取るにも上を下への大騒ぎ。
高校は今、期末卒業試験の厳粛さなのに試験日に休まないといけない。ただの試験ではないので親が出て行ってお願いする。
だだでさえ厳しい状況の卒業試験中に往復六時間、ほとんど一日がかりの強行軍で面接に行かないといけないというのは これだけで大仕事ですが この面接に漕ぎ着けるまでが まぁ書類だけで幾つ揃えたか知れないです。なんと新生児の時に受けた予防接種の医師の証明書まで必要でした。
もう こんな赤ちゃん手帳なんか度重なる引越しでどこにあるか分からなくなっていたので家中捜索。
本当に嫌になりました。

けれどもアメリカ大使館に入るのに、バックを持っていてはいけない。入れさせないだけでなく断ると銘記してあるのです。
バッグ持たないで旅行できないですよね。しかも試験勉強のあれこれを持って行かないと帰るとすぐ試験です。
この、バックは許容内か否かで夜中まで知り合いの新幹線の職員なんかに相談して バッグを選んで益々睡眠時間は減るばかり。
結局 テロからこっち物凄い厳戒体制なのでどこか手荷物預かりを探して置いて行くことに決着。
これが又 面倒なことにスペインの首都は度重なるテロに合っているのでそう簡単に荷物を預からないだろうというので....
アメリカを狙うテロとスペインのバスク地方エターラのテロ。
不便な事極まりなし。

さて、夜に疲労困憊で帰宅した娘の話によると 面接が永遠とも思われるくらいに続いたということでした。
もう許可が下りないのではないかと胸がどきどきしたということです。三回に分けてその間それぞれ一時間半くらい待たせるというのです。一つ聞くたびに精査していたのでしょうか。

しかし、徹底していることに驚嘆しました。
日本人のパスポートでこの厳戒さです。
F−1ビザと呼ばれる留学生のためのビザは一年有効ですが
途中でスペインに帰れば 又この物凄い書類と二種類の手数料と山のような証明書類と面接を一からやらないといけないのだそうです。
留学生は一切アルバイト禁止、学校後の居残り旅行も全て
許可制で 何か不備があれば入国拒否 強制送還、これを徹底的にやるそうです。

私は今度のことで なあなあの緩さが一つもない、徹頭徹尾の入国許可に驚くとともに日本のなんと甘いことかとあらためて思いました。ミサイルを撃ちつけて来るような国でも 反日毀損の激しい隣国に ビザ無しで入国を許可し、南京虐殺と言う捏造で全世界に日本の名誉を毀損するような国に六兆円を超えてまだ経済援助をしつづける国って異常ではないですか?

私は拉致問題も解決しないで30年も経つのに未だにこの国に対して厳戒にしないどころか助成金、特別優遇のあれこれをしている私達の国こそ 病んでいると思いました。
日本の古来からの領土である竹島に軍隊を送り込んで実効支配を続けている国に対して ビザ無しで入国させているって正気の沙汰とは思えないです。欧米の政府が逆に日本を信用しなくなると思うのですが この理解を超える自虐卑屈外交。

反日教育を日本の国内で平然とし続けているこれらの系列の学校にまで援助していると聞くと 憤りを通り越して胸に鈍痛さえ覚えます。
アメリカの真似が大好きなのだから、入国の許可も少しは真似てはどうかという思いを深くしました。

日本こそ、このままでいたら本当に取り返しのつかないことになります。既に取り返しのつかないことが山のようにありますが。

●2009年05月11日(月)

今日は曇り

この所お天気が怪しい
一気に37度になったかと思うと
毛布を取り出してくるくらいの肌寒さ。
スペインの温度差の激しさは お出かけの時に
ありとあらゆる上着の準備を強いられて面倒だ。

最近アメリカについて研究しているので
ーといっても稽古の合間、日本史の余りですー
色々なことが思っていたのと違ってきました。
分かっているつもりでも ぜんぜん知らないことって多いですね

日本人にはとても身近なはずのアメリカが実は私の持っていた知識は 恥ずかしながらどうも映画で仕入れたものだけのようでした。

ケネディ政権で一躍抜擢された歴史学者のライシャワー日本大使は、ハーバードを後にして日本に着任します。そこで日本の上流婦人のハルさんと結婚して日本国民から絶大な人気と尊敬を勝ち得るのですが この夫人のハル・ライシャワーの伝記を読んでいて戦中戦後の上流婦人の家庭と生き方が 私の読んでいる東京裁判の堅い検証本と対照的で 興味深かったです。
同じ時代でも 立場が違うとどう捉えるかが分かりますね。
この女性は余生をアメリカで暮らし、そしてついにどう水を向けてもアメリカに不利にことは漏らさなかったという、誠に大使夫人としては鑑のような方で 日本人としては惜しい、何か打ち明けて欲しかったという恨みが多少残る本でした。

私の親友にもアメリカの上流財閥夫人になった人がいて、
国籍も米国人になってしまったのですが やっぱりアメリカについては絶対弁護しますね。世界史の話になるとアメリカの立場で物をいう所があって 私としては残念です。

私はスペインについてどうだろうかと考えます。
祖国は日本ですから冷静に世界史的な史実を見て判断するとおもうのでとにもかくにもというようには日本を贔屓にしませんが
かと言ってスペインが日本に対して何かしていたことがあるなら
それははっきりと意識しますね。

でも とにかくにも勉強すればするほど どんなに日本の民族が古来より善意の民であったかが分かります。
日本は明治維新のあと、本気で近隣諸国を同じように助けてあげたかった。国内予算を上回るお金を持って行って朝鮮や中国を助けようとしました。
それがどうして侵略だと言われないといけないのか。
世界史のどのページにも植民地に大学や義務教育を整備し学校を建て、文字を教えてやった国は日本を除いてありません。

あれらの国が何を言おうと どうしてこれを私達が認識していないのかと思いますね。どうして安易に謝るのかと。
日本の政策は80年からずっと謝罪外交ばかりで
人類始まってただの一国もその元首が他民族に謝罪するなんて例はないのです。日本だけです。
情けない倒錯です。根拠も無しに商売のために民族の名誉を犠牲にしているわけで これはどうやっても取り返しがつかないところに辛さがあります。周辺の国がやたらと謝罪を求めるようになるのは 皮肉なことに謝り出してからです。

日本人は性善説で世界を見ますが
中々どうして、甘い顔をした途端にどんどんつけあがられて
始末がつかなくなる国もあることを、聖徳太子の時代に既に警告していたのに、私達は浅薄にも歴史から何も学ばなかったようです。


●2009年05月08日(金)

五月!!

忙しいなあ もう....
五月は確定申告の月です。
いろんなものいっぱい持って弁護士のところに行かないといけません。うっかりすると大変です。

今日、記帳したら五万円くらいの金額が差し引かれていて
どうも覚えが無いのだけど駐車違反の強制強奪だと思います。
日本はどうだか知りませんが ここではいきなり個人の預金に入り込んで強奪して行くんです。酷いですよね
許せないです。
もしそうだったら五分でやられちやったあの日の事で
朝からいいスタートではありませんでした。やれやれ。

本当は最近発見した小堀桂一郎と言う学者が大変に素晴らしく
この方の本の紹介がしたかったのですが あっという間に朝が終わってしまい、もう稽古に行かなくてはいけなくて書けなくなりました。

今夜か明日には時間作ります 最近つれづれ更新が滞りますが
公私ともにとってもばたばたしいて書けないのです。
何もカキコしてくれないのにメールだけは
最近 あんまり書いてくれないとかクレーム来るんですよね
呆れちゃうのだ。

最近、イギリス留学中の学生さんからお手紙いただきまして
とてもためになるお話しが伺えました。
私に直接メールくれないでBBSに書いてねとお願いしておきましたが。では、又後ほど。

連休はどうでしたか?

●2009年05月06日(水)
ああ、昨日はお節句

六日という日付を見て始めて昨日が何の日かうっかりしていたことに気づく。

ご無沙汰しています。お元気ですか?連休であちこちに出かけているかもしれないですね。

私の方はインフル怖くてキャンセルした子もありましたが
敢然とやって来た勇気の賜物というか 経済の賜物というような
子が終わったフェリア跡とかそこいらを行くのに
あれこれ注意してやったりちょっと付き合って中々忙しいです。

それよりも何よりも上の娘が夏に大学に英語を勉強しに行くので
まぁ ビザの要求する書類の大掛かりな事に呆れております。
セビージャにもアメリカ領事館があった筈なのに最近取り払ったとかでどこにあるのか分からない。とにかくもここでは用が済まないそうでマドリーに朝六時起きして面接に行かないといけないんだそうです。
たったの語学で行くのにもいちいち面接しているんじゃあ 切がないと思うのですが アメリカのやる事は徹底していますね。
日本もこのくらいの骨があれば苦労しないのだけどと思います。

大使館の面接も予約制で 学年末試験が目白押しの時期に学校を休んで行くのは本人にはきついようです。しかも15分以上前に着いてはいけなく、リュックとか小箱を持っているだけで中に入れないと書いて来ています。凄いですね。当然のようでいてここまで厳しく言い渡すというのは 日本ではやっぱり徹底しないのではと思います。

先週から私もいよいよもって人の親として
担任と話し合いに呼ばれたり 進路について検討したりして
始めての経験として 自分が受験生だった頃のことなど
昨日のことのように思い出します。

日本は学部に行けば何でも資料があれますし 本屋でもいろんな便利な案内が売っていますが ここではどこに行ってもよく分からない。係りが精通していないとか間違えるとか 資料が切れている あるいは最初から作っていないという驚くべき結果にぶち当たります。

こういうのを試験に追われながらとてもやれないので
私としては不本意ですが 家族の応援なくして暮らせないスペインですから 仕方なくあちこちと交渉しています。
恐るべき国ですよね。ここは。
もう いっそ大学もアメリカかどこか外国に行けばいいのにとさえ思います。
本人にも昨日話した所です。

書類と面談を重ねているうちに 私も大変に触発されるところがありました。
というのは、もう大学に行ったら30歳近くまでずっと親掛かりだということです。30と言ったら人生の約半分で
こんなに長く一人の人間として独立した経済も無しに
大きな経験も苦労もしないで過ごしていいんだろうかと疑問に思うのです。
18歳で家を出てみるというのは たとえ学費が親掛かりでも
自宅で30まで一緒よりは本人のためにならないかと考えます。

私と長女はここ数ヶ月 非常に対立激しく 失望も繰り返しているのですが この経過はすなわち子供はもう巣立って自分で生きてみる時期だよと教えてくれているような気がしています。
世界同時不況で先に夢が持てない
仕事があるかどうか分からない
どうもセビージャの生活が単調過ぎると思うので
専門課程の充実した外国の大学に行けばいいと思います。

英語がネックです。
物凄く英語の成績が悪いのだけれど 頭はもともと悪くないし
スペイン語が母国語なんだからやれば英語は親戚みたいに簡単だと思うのです。

一年入学が遅れても構わないのだから
夏にアメリカで一人になってよーーーーーく自分の行き先を考えろと 言いました。珍しく建設的な意見を提示できたわけですが
二ヶ月の間に心が留学に傾かない、憧れないというなら
それはそれで構わないから とにかく考えてみろと言いました。
いつも遠征、遠征で多忙で苦しい選手生活をしていた長女は
家がどこよりも好きで、家庭的なので案外遠い言語の不自由な国での生活は嫌かもしれません。

人として、こういう理由は自然だと思うので
何も鬱になりながら行くことも無いと私は思います。

ただ大学のキャンパス地図を見ていたら あんまり良さそうで私まで入学したくなったので(笑)一刻も早く家を出て自立したいという長女にうってつけだと思ったのでした。

思春期の母親との対立は 子供を巣立たせる時期が来た事を
親に自覚させるためにあるのだなとも思いました。

いずれにしても夏に色々な進展があることと楽しみにしています。今は受験やら下の子のNYの留学やらで
本当に多忙です。

こうやって親の役目も終盤に近くなって来ました。
それぞれの個性を伸ばすのは自分達ですが できる限りの剪定はしてやろうと思います。そのことで私も人として少しは成長していくように感じています。

実りの無い苦労はありえません。
子供に苦労しつつ、私も意外な発見をさせてもらっています。

ごたごたの頭と胸を抱えて 今朝は妙に希望がほんのり見える
幸福をうっすらと感じられます。

皆さんも良い一日を。

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