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2009年09月のセビリア発信・つれづれ草
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●2009年09月29日(火)

ヒップホップの本場へ、いざ!!! の巻き1


何でも始めると本格派でないと我慢できない私は
セビージャのだっっっさいヒップホップのクラスでうんざりしてしまった。

なんか一人でやった方がマシというくらいだったので
また一人稽古かーーーーーーホントいつも一人だなぁ
嫌気が差してしまいました。

一人でムーンウォークとか
アースウォークとか
グライディングとか 全部技術調べて統計して
真面目に一人でやってもみたりしているうちに
フラメンコでもこうだったなぁという思い出がダブル。

独学っていうのは専門家になれば仕方がないけど
趣味でやるんだからどっかに習いに行きたい
だらだら先生に教えてもらうのだけに専念して
工夫とかそんなのやりたくない


つまりみんなが私に習うみたいに へへへ
楽してぼうっと
クラスでなんか教えられるまで突っ立っているという
あれ。あれがやりたい!!

月謝だけ払って餌くれるまで待つ あれ。 
是非あれを!!
やらせてくれーーーーーあの当たり前の練習生 
一年生ってヤツを!!
金に糸目はつけねぇーーーーみたいな必死の叫び 爆

じゃあ仕方ねぇってんで アメリカだ ニューヨークだ
もうついでだからブロードウエイに行こうじゃないの
文句無いだろ これなら。....そんな経緯です はい。

一日目。
ぎっっっっっっしり詰まったスタジオにちょっと驚く。

凄い人だなぁ ひーふーーみーーー30人まで数えたら先生が
登場。
いかにも!のファッション。
白人の男性でマイケル・ジャクソンの振り付けを担当していたという経歴は次の日に知る。

後で考えてみると 有名な先生なので人がひしめいていたわけです

ビギナークラスなのに あれ あれ! あれれ!!??

初心者なんて一人も居ないのですよ こんなに大勢の中で
多分私だけ。

振り付けがどんどん進む。

もしもこれを私が自分の生徒にやったら上級生でも翌日止めるだろうってくらいの進みようです。
一回くらいしかやってくれないで
次に行く。
進んだら 今日はここまでってとこで止まるのかなと思いきや、
一時間半のレッスンの一時間15分まで進みに進む。

もう 消化不良なんてもんじゃないです
気分が悪くなるくらい。

他の人はプロじゃないの?というくらいにばりばり出来てしまう人ばかりなので 
進んでくれないと嫌だって顔して喜々としてる。
あれは趣味でやっている人ではないですね 第一朝の10時に仕事にも行かないで何してる?
プロだな やっぱり、アマチュアの動きではなかったもの。

というわけで 進みに進んで一曲上げてしまうんです。
こっちは もう見た事も無い体の使い方で 振り付けで
変なブラソで早くて おたおたです。
先生は勿論傍に来て教えてくれたりなんかしない。

いやーーーーー何ていうか....
明日は引き締まって行こう!みたいな惨敗。
一曲終わっちゃうって凄いですよ。
何がビギナークラスなもんか!!

毎日クラスを取っているので明日もキツイだろうけど
ま 繰り返すうちに取れるだろう 焦っちゃいけない
なだめる事しきり。

翌日。
昨日の先生が来ない。あれ?と思っていると精悍そうな黒人の先生が現れて 全然別の流儀 別のジャンルって感じのレッスン。
これが又 法律で決まっているのか?というくらいに一時間20分くらいまで進みに進む。
またもや生徒はプロみたいなのばかり。
顔ぶれが昨日と少し違う。
違う曲 違うスタイルのクラスで一曲ほとんど終わる。

.....かくしてこのように一週間が過ぎて分かったのです。
クラスは一期一会。

二度と繰り返さない 毎日一曲。
毎日別のスタイル、
毎日違うダンサーだと。

誰も基本なんか教えてくれないのです。
これは 思っていたのと違う!

いつも驚きたい私は 驚くには驚きましたね、とにかくは。

続く....
................................緊急ニュース

是非、ご覧下さい
1/2【村田春樹】ついに動き出した外国人地方参政権−国体破壊の第一歩
You Tubeに出ています 七分で良く分かります。これ通ると日本は
大変なことになります。

http://www.youtube.com/watch?v=hPMVRWxF0io&feature=youtube_gdata


●2009年09月28日(月)

メルマガ開始!

随分前から読者の誰彼からともなく
多分割合大勢の人からぽろぽろと要望があったメルマガに気づく。

ああ、そうだった 言われてたっけ!と。
会社からオーレが見れない
家に帰ると遅くてもう嫌、みたいな忙しい人達が
携帯サイトやって欲しいなという声があったのだけど
それがどういうのか あんまり無関心でいた。
あんな狭いところで何か読みたいのかな
なんておっとり構えちゃっていたのだけど
携帯だとちょろちょろっと何かの拍子で見れるのだそうだ。
だからやって欲しいですぅ...

プログラマーからも何回も言われていた気がする。
どうしてちゃんと受け止めなかったのかな と不思議だ。
このHPも結構私には使い勝手が良くなかったりしている。
一新したい気分。

ここで政治と歴史のブログが舞踊と交錯するのもうっとおしいし
いっそのこと 日本近代史のブログを別建てでリンクしたいかなと思っていたところだ。

それからスペイン発不定期便みたいな
スペインの香りがうんとするようなものをほぼデイリーで
携帯に送るっていう風にしたい。
見ると元気が出るような。スペインの風が
オフィスの狭間にいても感じられて幸せになるような
そんな短い発信を 昔みたいに嬉々としてやりたい。

そうか、HPのデザインが使いにくかったんだなと思う。
読む人も苦労かもしれない。

メルマガ登録っていうのが数週間でできるようになると思うのだけど、そうしたら是非皆さん奮ってご登録下さい ♪

あと ずっと長い事どういう風にしたらいいのか分からなかったのだけど 読者からヒントが送られて ああ なんだというような
簡単なことだったけれど これも別建てのメルマガで
ずっしりと重みのある スペイン舞踊史とか フラメンコ史
技術指導とか うんと専門的な物をしっかり書きたいと思っています。
製本とか出版とかにすると保管場所にも苦労するし
郵送その他の事務も結構大変だから どうしたものかなと思って
手付かずのままでしたが メルマガにすればいいのでは!?と
言われて見て初めて 
あら ホントだ!と気づく とろさ加減。
これはしっかりとした執筆が必要だし 毎日上がる様な
ものではないからウイークリーとかで確実にためになるような
そういうサポートがしたいと意欲を燃やしています。

なるほどね 皆さんのアイディアを受け容れると
こんな素敵なことができるんだ とわくわくしています。

とにかくには 1929年のイベロ・アメリカ万国博の時の
メキシコ館に沢山の人が私の講義を聴きに来るので
10月6日を過ぎないと何もできませんが
間もなく100万人アクセスになるオーレも
節目を迎えてリニューアルになるかも知れません。

私としては100万人のキリ番当たった人に何かプレゼントがしたいくらいなのだけど どうやって証明するんでしょうか。

このサイトの引越しで二回くらいカウンターが止まってゼロから始めたりしているので本当にはとっくの昔に100万人は過ぎているのです。

でも、今のカウンターでキリ番に到達した ある日の誰か
是非、お申し出下さいね。

久々に楽しい企画で頭がいっぱいになる私です。
ここもごった煮のお鍋みたいになりましたが
年内かお正月くらいには 使い勝手も良くなって
爽やかで楽しい携帯メルマガも届くかもです。

それでは皆さん、良い一日を。


●2009年09月26日(土)

ニューヨーク、ダンス事情

何回も書いていますが
ニューヨークで一番ショックだったのは
マンハッタンの真ん中に立っても
タイムススクエアーに行っても
ティファニーやカルティエの並ぶ有名な五番街に行っても
ちっとも感激しないし 驚かないことでした。

これは私は意識しなかったのですが
娘が なんだ、あんなに映画やテレビで見ている街なのに
そこに立ってもちっとも印象に強く訴えて来ない
No me impresiona nada !
と言ったことです。

これぞニューヨーク!というどこを歩いても 新宿や銀座の通りの方がずうっときれいで清潔で面白い。

驚きたかったのかも知れない私達は 山と積まれた大通りのゴミや
地下鉄の凄まじさには驚いても あとのことでは積極的にびっくりすることは無かったのです。

スペインの五倍も八倍もする日用食品の高さ、
水やその他基本的な物の高さにショックでした。

それなのにダンスのレッスンだけはこの物価にスライドして安い。
ということは教師は生きていけない、ていうことではないのか??

ブロードウェイの名だたるスタジオで フラメンコ、教えてみたら?と言って貰ったのは嬉しかったけれど
この物価で この暮らしぶりで生きるのは 私には辛いと思いました。
ああ、スペインが懐かしい....
日本は安全で清潔だ...
そういうディスカバーをくっきりとしました。

子供の頃から見るものと言ったらアメリカ映画ばかりで
随分何でも知っているつもりだったけれど、
この地にちゃんと立ってみて、食べて、住んで、移動してみると、全然違うのです。
これは本当にいい人生の勉強をさせてもらったと思いました。

とあるマンハッタンの超有名ダンススタジオ
歴史と教授陣の充実で知られたスタジオだけれど
たまたま二つあるフラメンコクラスの一つをガラスドア越しに見かけました。

講師の女性はとても流暢な英語を話すので二世かなと推察。
ラテン系の風貌は スペイン人ではなくて違うラテン諸国と言う印象がしました。
足の訓練を始めるところで その基本姿勢と心得を生徒に説明しているところで 聞き耳立てた次第です。

流暢に話しているけれど かなりの説得力のある話しぶりとは対象に、ちょっ、ちょっと待った!!と言いたい私でした。

サパテアードを踏むときは 腰を締めて、中に入れて、そうして落としてやります、と言った。

つまり、クラシックバレエと同じようにぺルビーを入れてお尻を締めてやれと言うのですよ。

フラメンコっていうのは 民族舞踊なので
でっちり はと胸のスペイン人がその体型のままでやりやすいように出来ている。

バレエみたいにメソドをいじくり回して研究して
究極の解剖論というか 
こうやらないとアンデオールにならないっていう、
そういうものとは対極にあります。

腰なんか締めない。勿論アンデオールにすめるために腰を入れない
だってアンデオールで足は踏まないのだから 当然でしょう?

更にこんな締め締め状態で 甲冑で固めたみたいな姿勢でもまだ足りなくて腰、落とせって?
ヘルニアになるぞ。

とんでもないこと言ってるなぁ と呆れる。
生徒は従順に従っている。
いやーーーー、大変だ。

ところがです、この先生が説明しながらそのように腰を落とすと
非常にまことしやかに聞こえる。

なんていうか奥義に触れたって気持ちにさせる。
これ、この威厳、見習ってもいいかなと反省する軽い私。

商売は上手く行くだろうけど これ、数ヶ月やったら腰もだけど
膝に負担が来るんじゃない?
人の事だって心配だ。

もっとクラスを見ようかと思ったけれど
どすん どすんと振り下ろす生徒達を見かねて
辛い気持ちで犯罪者のようにその場を離れる私でした。

知ってて見殺しの犯罪者。
そんな後ろめたい気持ち。

2時間ぐらいして 待合室のベンチで 日本人の女性と知り合いになった。
聞くほどにさっきのフラメンコクラスに
今日から初参加なんだと知る。
思わず、あなたは膝にも腰にも持病は無いですね?と聞いてしまう私に、ちょっと目を丸くして
「あら、どうして分かりました?」なんて無邪気に聞き返す。

一瞬、どうしようかなと思ったけれど腰痛と膝に故障が有る人なら益々あの先生は駄目だ。

かくかくしかじかと 私は同国人のよしみで伝える。
驚く相手。

せっかく一念発起して始めたのに気の毒だけれど
もう一つあるクラスを見学してみたら?と別の先生を推薦。
確かこちらはスペイン人で しかもフラメンコよりはスパニッシュバレエ出身だったように履歴を記憶していたので、無難ではないかなと思う。
お稽古では腰を高く引き上げて、と教えると思うので それだったらオーケー。これを合格不合格の点として覚えておいて下さいね、とアドバイスした。

あるいは 趣味で週に一度しか行かないのなら
先生が腰を落とせと言ってもやらなければいい。

どうせ大勢いて そうは目が行き届かないから
言われたら はい、と言ってやらない。

初心者は何もかもできない事だらけだから
先生は厳しくしつこく仕込もうとはしない筈だから。
これで他の基本を習って暫く動けるまでやってみるというのも
自分さえ気をつけていれば 出来ないことではないのです。

その教室、その時間、その曜日しか都合が良くないという
初心者は そのようにしていいところだけとりあえず取ってやることもできます。

......しかし なぁ...という気持ちを新たにしたニューヨークのフラメンコクラスでした。

お気をつけて! そんな気持ちです。

●2009年09月23日(水)

大島紬

やれやれ....調子出てきたところで
私が四苦八苦したヒップホップのクラスとか
ぎょえーーーーっとのけぞったNYのフラメンコクラスとか
一気に書いちゃおうかと思っていたら
もうあとちょっと、来月始めにここセビージャで講演しなくちゃいけないことを思い出してしまいました。
公演でなくて 講演 あはは....

日本文化の研究家と 興味を持つ人達の前で
日本の織物についての講演をすることになっていたのです。

これはかなり真面目で 学者もいっぱい来る文化交流の催しで
正式名称は 随分と長くて恐れ多いものです。
国から講演料が出るという、公演でなくてギャラをいただくのは
二回目くらいでしょうか。

しかも自分の大好きな着物の話でなんて...
西陣の歴史から入るとおおごとになるので
今回は紬にハイライトを当てようと思うのですが
そうなると奄美大島の地質とか風土まで言及したくなってしまう。
でもって自分は全然行ったこともないのだ。


今、大島紬とか 日本の正装の決まりとか
紋についてとか ざあっとおさらいしたところです。
これからスペイン語に置き換え。

10月6日水曜日 夜七時、間に合うだろうか。

明日から必死に翻訳だ。訳語が無いのも沢山あるし
テーチ木のタンニン酸と泥の鉄分が反応して、独特の深みのある黒色に染まる。
なんていうのを説明すると おーーーーーっと喜ぶのではないかと 
着物も持って行こう、帯も触らせてあげたい
なんて考えていると 本当にこんな短期間で準備できるのかしらんと心配。

泥染めの過程も写真で見せたいナァ
友禅の風景とか
江戸小紋の彫とか

家紋の一覧とか
切がないのです。

挙句にやっばり自分も和服で行くべきだと
友人が言う。
高価な数々の着物を車に積んで
自分も二時間前から髪と着付けして
どうやって運転して行く?
あーーーーめんどくさい。

けれどもやっぱりここは和服で行かないでどうする?
本物の日本人なんだからさ、て感じですよね。

もう一年くらい前から依頼されていて
夏前にも言われていて こないだついにリマインダー電話がかかってきて おお、まずい!
何にも準備していないぞ、てな具合です。

あの美術専門家、日本美術の大家であらせられる
イエズス会のグテイエレス神父様もいらっしゃると言う。
ふえーーーーー大変だ!!
この方の日本文化の造詣の深いのなんのと行ったら
相当なものです。どうか私の話に来ないで!て感じ。笑

セビリア大学だけでなくてマドリーなどの大学からも
教授たちが会するらしいです。

そんなわけで 明日からちょっと又和風にスリップです。

何着て行くのが一番いいのかなぁ。
いっそ留袖かしらん。辛気臭いな。
派手な訪問着でしょうか。

お太鼓が嫌いな私は 最近袋帯を半巾にしてしまって
好き勝手な存在しないような帯結びして平気で闊歩しているのですが。

二重太鼓って 見れば見るほどカッコ悪い。
元禄時代みたいにただぐるぐる巻いて好きなところで垂らしていた帯が復活すればいいのにと思う。
そうしたら着物を着るのがうんと早くて楽になる。

何が嫌いって帯揚げ、帯締め、帯枕でひもだらけになること。
最低なのが帯枕の苦しさです。だから枕しないことに決めてしまったのでした。ごたごたいろんなものを上下につけない。
帯だけすっきり。

日本だときっと装道とか色んな専門家や通っているお弟子に見咎められるのでしょうが ここなら好き勝手。
何しろ スペイン人はうちの娘までお太鼓はセンス悪いって
さんざんに言うので それ以外の帯結びでないと劣等感感じてしまう私です。
やの字って結構好きなのですが あれで訪問着というのもいないですよね。ま、片流し程度かな。

やれやれ、明日から猛然と頑張らないと。
暫くお勉強系のスペイン語やっていないし、苦労するかもです

では皆さん、今日の一言。
民主党が戸籍を廃止する委員会を作りましたとさ。
これを報じたのは日経だだ一紙だけですと。

国籍法、外国人参政権、人権擁護法案と来て 日本から戸籍を無くす。誰のための国にするのか はっきりしていますね。
戸籍なくすと自分の出自を隠して日本に侵入する特定国のスパイとかが大いに動きやすくなるらしいです。

さすがの日本人も戸籍無くすと報じれば 反対の大声が挙がるだろうから 闇法案として通してしまうつもりなのでしょう。
新聞もテレビも報じないけれど 確実に日本割譲に動いていますから気をつけて下さい。是非。

思い過ごしではないですよ 
日経にちーーーーーさく出てました。このようにして切り刻まれて大衆が気付いた時には もう遅い、その図式が着々と闇で進んでいます。
調べれば 本当だとすぐに分かりますよ。

日本を心から愛してやまない私としては、お知らせしておきます。



●2009年09月22日(火)

NYダンス留学の巻き

BBSでリクエストがあったので
日本のニュースを読むたびに奈落の底に突き落とされて
舞踊的霊感の話が吹っ飛んでしまうこの頃なので
今、すぐに書き留めておくことにします。

あと一時間でレッスンなので気持ちも舞踊モードになっていることですし...

そうですね ニューヨークではたっくさんクラスが同時進行であるのに驚きました。
まぁ こうだろうなとは思っていましたが
その数の多さ、多様さにびっくりしました。
質から言えばニューヨークのあの物価高に比例させると随分割安でしたが こんなに毎日払ったらやっぱり相当の資力が無いと
物にならないなとは思いました。
一日に3時間も五時間も受けるのが普通ですから
となると 相当かかります。

バレエではいいクラスがいくつかありました。
それはマスタークラスと呼ばれるプロのオープンクラスです。
マンハッタンでは、
特にバレエやミュージカルの引退ダンサーがいっぱいいますから
ちょっと前に一世を風靡したなんていう人が教えています。

でも意外だったのは 歩行も困難そうで 
クラスも別にいつも同じそうなのに
ここに押しかけているプロのダンサーが多いクラスです。

それはハワード先生のクラスで、
デビット・ハワードという
多分80歳くらい。
それは偉い先生らしいのですが
私には二ヶ月では分かりませんでした。

フラメンコで言うと 故エンリケ・エル・コッホという感じかなとは想像しましたが とにかく高齢のために歩行も困難。
マルカールもよくできない。
人に聞くところに寄れば、バリエーションが素晴らしいのだというのだけど 毎日ほとんど同じのような気がする。

謹厳で手厳しい感じは流石だと思いましたが
クラスではほとんど誰のことも直さない。

きっとそれなりのことがあるから
あれだけの立派なプロがひしめき合って受けているのだろうな、とは思いましたが
私には この先生よりここに来ているABTのダンサーや世界中から入れ替わり立ち代り来る年端も行かない天才少女、少年の一人二人のが気になりました。

総じて バレエレッスンの素晴らしさは その先生というより
集まる、ひしめいている受講者のレベルがみんなプロで
昨日の劇場に居たプリンシパルだな、みたいな人まで混じっていることでした。この環境はお金で買えない。

私は男性のバレエダンサーのタイツ姿が嫌いなために
最終的には男性の踊り手に偏見なしの感激というのは持てなかった
のですがーヌレエフとかバリシニコフとか素晴らしいなとは思いつつもーニューヨークで目の前で繰り広げられるまでは
男性バレエの素晴らしい躍動感とダイナミズムに
これほど圧倒されるとは思っても居なかったのです。

日本で少女時代に見た男の人って カッコ悪い上に筋肉ばかり太くて、跳躍だって回転だって圧倒されるなんてことはなかったので
むしろメイクして舞台脇に立っていたりすると なんていうかがっかりすることのが多かった。落胆というより怖いなぁ、みたいな感情。子供ですから正直に言うと...

それが もう、凄い跳躍。
オリンピック級の選手がバレエするとこうなんだなと納得してしまったし、回転だってダブルとかトリプルなんてレベルではない。
五回はやる。ただすらっと、10近く回る人も見た。
ふえーーーーー!!と言う感じ。

面白いナァ....
バレエってこんなに面白いものだったのか!!と見直すくらいの
素晴らしさ。
このくらいの事が出来る人ってこんなに居るんだ!
そんな驚き。

一時間半のレッスン全部入り口に立って見ていても疲れませんでしたね。あんまり面白くて。

気が着いたのは やっぱり技術と容姿が双方とも優れているという人は滅多に居ないのだということです。
こういう凄い男の人達も顔は結構良くなかったりする。
でも例えばその代わりに脚が物凄く長いとか
オペラグラスで見なければ十分素敵なのでは?
みたいな人はいっぱいいました。

あとはどちらにも恵まれないけど大変に素晴らしいダンサーも。

ハワード先生のクラスで何が楽しみかっていうと
クラスの最後にフェッテをやらせることが多いのです。
白鳥湖のバリエーションですね、黒鳥の32回転。
これを全員にやらせる。又 みんなやるんだな、これを。
シングルとダブルを交互にやる人もいました。
ふえーーーーー凄い。面白い!!

私はいつも考えていたのですが
スペインでは新体操は 随分すぐに難しいテクニックをどんどんやらるのに バレエはいつまでたっても基礎ばっかりちんたらやっていて 例えば14歳とか15歳って どんどん吸収する年なのに
こんなんでいつ技術を全部噛み砕いて踊れる本物になれるというのかと。

つまりですね、あのバレエの難しさ、プロレベルを逆算して行くと
15歳では魅力が無いってだけでほとんどの事は全部できないといけないのですよ。でないと技術を磨いて発酵させて 世界の大向こうをうならせるようなレベルに行けない。
それでいてどんな天才でもほぼ40歳で引退を囁かれる。

このように逆算すると時間が足りない。
どう考えても12歳くらいからピッチは上げないと間に合わない。

この私の計算式がちゃんとNYで証明されて 気持ちがすっきりしました。
これでなければ バレエは間に合わないのですよ。
そうして そのように教育されている人達がここに居た、と見つけて嬉しかったです。

私の娘は 始めもう少し下目のクラスに入れてましたが
本人が本気出さないし なんだかはかばかしくないので
一気にこのマスタークラスに突っ込んでしまいましたが
そうしたらみるみる様子が違ってきましたね。

フラメンコなんかでよく初歩の人が少人数に拘りますが
上級のびしーーーっと人の居るクラスこそ 刺激的というものです。
このクラスでは斜めになったりいろいろ工夫しないとあまりに人が居てパーが良く出来ませんでしたが 勿論それも素晴らしいうちの一つです。

上手く言えないのですが 一種の過酷さっていうのもプロの環境には必要です。趣味のバレエじゃないんだから 凌ぎを削るような
こういう時間て、いいんではないでしょうか。

思ったとおりの世界を見てきた、そんな満足感です。


●2009年09月21日(月)

アメリカで見た小旗

お互いに住所を二三回変わって、郵便が着かないことが二回くらい続くと もうその人の住所が分からなくなる。
私とケリーがそうだった。

ケリーはアメリカ人で
日本にもスペインにも留学した才能ある女性で
専門は 政治科学だった。
今は教職に就いている。

私達は彼女のスペイン滞在の六年間に知り合って英語と日本語の交換教授をしつつ親交を深めた。
彼女が帰国して再婚し、二人の母になった所でお互いの度重なる引越しで行方知れずになってしまった。

インターネットに彼女の履歴がヒットして勤めている学校のHPを通じて喜びの再会が出来たというところで この夏に本当に会うことができた。

ちょうどアメリカの独立記念日に居合わせので
ニューイングランドの閑静でゴージャスな彼女の街に呼ばれた。
街の広場に沢山の小旗がはためいていた。
芝生に沢山突き立ててあったのでこんな飾りつけをするのが慣習なのかとケリーに聞いた。

すると返ってきた答えが
「あれはアフガニスタンで亡くなった兵士のための小旗なのよ」

この時の驚きをどうやって日本の人に分かってもらえるのか
途方に暮れるのだけれど、私にとってとっても遠くて縁の薄かったアフガニスタンというもの、アメリカ兵と言っても彼女の娘の同級生だという頬のまだ若い、少年兵のような若者なのだというショックが胸に迫った。つまり遠いアフガンが目の前に、
何となく人格として意識できていない米兵と言う存在が
まだあどけない赤い頬を持った近くの少年としてありありと目の前に浮かんだのだ。

ケリーの娘はつまり私の娘と同年、
その同級生と言えば 戦死したそのこの母親は私と同年。

同時に自分の母親の声がよみがえった。
「大丈夫なのよ 日本は。アメリカが守ってくれるのだから」

....そうだろうか。アメリカが日本を守るだろうか。
私は母との話の途中で あまりの無邪気さに驚いたのだけれど
独立記念日のアメリカで 絶対に守らないだろうという気持ちを強くした。

長い事言われ続けていることだけれど
「日本人は平和平和と唱えて世界に金ばかりばら撒くけれど
自分の血は一滴も流さずに他国の兵士によって守られる気でいる」と。

アフガニスタンで亡くなった少年兵達を追悼する小旗をびっしりと見た時、私は始めて世界の非難が当然だと身を持って感じることができた。
ニューヨークからずうっと郊外を通ってニューイングランドに達すると どこの家々にも国旗が掲揚されていて 街の広場には亡くなった戦士のための小旗が芝生にびっしりと飾られている。

日本人が国旗を掲揚しなくなって何年になるのかなとふと思った。
私が子供の頃には日の丸がどこの家にも飾られていた。
今やったら奇異に映るのかも知れない。
いつからこういう国になっただろうかとふと 思った。

今では学校で君が代も歌わなければ
あの美しい仰げば尊しも歌わないという。

自衛隊は持っていても自国民を守るのに制限がいっぱい足かせになっているから拉致されて行く船を阻止することも攻撃することもできないらしい。

日本が日本人を自分で守らないのに
他所の国が命がけで助けになんて来れないんですよ、と田母神さんが言う。これは本当だと思う。

どうして家の母のような平均的日本人は、安保があるから
ケリーの街の大切な息子達が命を賭けて日本人を守ると信じていられるのだろう。

来年になったらインド洋での給油からも撤退すると言う日本。
命がけで他所の国が戦っているのに 絶対に危ないところには行かず、金だけ払うっていうことを続けに続けてきて
今度はそれさえも止めると言って どうやって国際社会が激怒しないで友愛してくれるというのだろう。

この厚かましさ、酷薄なまでのエセ平和主義
これで世間が通ると本気で信じている老人と団塊の世代。

そして私は 直感していることがきっと間違っていないと思えるのに 自分の親も親友も説得することができないでいる。
日本では 上記のような当たり前のことを言ってもまるで右翼か好戦的な国民だと思われる。実はここにこそ病巣があると思わないのだろうか。

子供が自分の目の前でさらわれて行くのを見れば
人に金やって追ってくれと言うだろうか。まず、自分が必死で追いすがるんじゃないですか?
国家と国民の関係もこれです。
軍隊イコール軍国主義ではないです。
自分の始末は自分でしろ。足りなきゃ助っ人も考えよう、
これが本当ではないです?
なのに戦争はいけない、外交だと言い続けて
外交で拉致被害者が帰って来ないこと30年。しかも拉致がまだ続いている。
日本を毀損する反日の教育を子供達に擦り込んで
日本を憎悪させ、歴史を捏造させているのに
中韓に何にも抗議せず 鳩山さんの奥さんまで出てきて
韓国と友好のお祭りを早くも東京で実施したってニュースが出る。

拉致にしても ミサイルぶち込みにしても 竹島の実効支配にしても 尖閣での盗掘にしても どれ一つ取っても まぁまぁと脇に置けることではないのに そういうものはみんな無かったことにして友好だけやるって これ、相手が増長して日本を侵略しないですか?
既に侵略されているのに その国と友好の祭りをするって
世界の先進国で一体日本より他にどこかあるでしょうか。

その上に参政権までやるって早速 小沢が動き出しました。
民主党の圧勝って 日本の国民はみんなこれを承知で
くれてやるのでしょうか。来年の参議院で過半数取れば
一党独裁になりますよ。忘れてはいけないのは
ただの国内での政治信条の違う党派と言う問題ではないことです
民主党は反日だというのを忘れてはいけない。
日本の政党ではないのに これに入れる。
どうしてなのか、と言えばお前はどうしたと逆に言われる。

とにかく、ここに来て読んでくれる人がある限り
自分は日本の国のために小さな微力なことでもやり続けなくてはいけいなと 今日も思う。

皆さんに楽しい良い連休でありますように。

●2009年09月18日(金)

気を取り直して、と励んでみたけど

選挙も終わったし とりあえず仕方無い結果だけれど
本業に戻らせてもらっていっぱい書きたかったNYのダンスのことを
イザ書こうとしているうちに鳩山が内閣を発表して
もう駄目だ、どぅーーーーーーっと暗くなる。

もう新聞読みたくない。
ハトが恐れ多くも韓国の口車に乗って天皇陛下の訪朝なんか企てているって言う。これは大変なことだと どの紙面を見ても驚くことばかりだ。こうなることとは知っていたけれど
まるで時限爆弾が次々破裂するような 痛みを感じる。

皆さんはどう過ごされているのですか?


管直人が副総理、党政調会長兼務の国家戦略局担当相に任命と聞いて 私は本当に心がぽっきりと音を立ててうなだれてしまいました。

管直人というのは 日本人を拉致した北朝鮮の工作員で死刑判決になった男の命乞い嘆願書に署名したので有名な売国議員です。
国会議員でいるだけでも恥さらしなのに副総理。
国家戦略局担当相!!

以下のことでも有名です

●『扶桑社の歴史教科書』に対する中国政府の内政干渉に同調し、在日朝鮮人に対する地方参政権付与についても「与えるのが当然だ」と言い、

●「北朝鮮工作船」事件の際にも「海上保安庁の威嚇射撃は正当防衛とはいえない」と海上保安庁の対応を批判し、

●北朝鮮からテポドンが発射された際にはテレビで「何発もミサイルが飛んできたら、対応を考える」と発言し、、

●南京大虐殺記念館で行われた追悼イベントに参加して犠牲者に向けて花輪を捧げ、また南京大虐殺の生存者であるという人に向けて心をこめて謝罪した ということです。

北朝鮮と密接な関係を持ち、拉致問題をおろそかにするどころかあろうことか犯人の助命嘆願までしてきた管直人が国家の安全保障とか戦略を考える時、それは日本ではなくて中韓のためということなのでは?

もう一人、拉致犯人の助命懇願に署名した売国奴議員の千葉景子が法務大臣。この人は
父親が認知しただけで、DNA鑑定も無しに、父親と写った写真の提出だけで、国籍を与えるようにした、「国籍法改悪」を強行した議員です。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=ifqfF7lqbFA

法の最高位についたらこの国はどうなるんでしょう?
そうでなくても裁判官がおかしい判決ばかりするようになって久しいのに。


岡田克也が 国家として大事な外務大臣!!!
発言していることを聞いただけで卒倒しそうです。

あとは ついにあの福島瑞穂までも内閣に入ってしまいました。

鳩山さん一人でも十分に気が滅入るのに
この物凄い内閣!!

そうそう亀井静香、口を開いただけでどうっと銀行株が暴落したっていう今日です。こんなのが金融・郵政改革担当相だって。せっかく麻生さんが渾身の力をこめて持ち直し途上だった経済が奈落の底なんじゃないでしょうか。
滅多に日本の話題が出ないスペインのニュースでも
ここんところずうっと アトヤマ(鳩山) アトヤマを連発しとります。

そうして私にすら予想できた通りに やっぱりあの小沢が返り咲く。

中国や韓国の報道の喜び方、日本の新聞ではない毎日新聞のはしゃぎよう、どれ一つ取ってもダンスは、ニューヨークは、と書けないくらいにどううっっっっと暗くなってしまいました。

誰のせいにしてもいいけど
やっぱり一番悪いのは国民なのでは?
日本もこんなことになってしまったのかと 辛い気持ちです。


●2009年09月15日(火)

バレエ天国ーニューヨーク

さて、更新予告の次にたちまち途絶えてしまってすみません。
何しろスペインは新学期。
つれづれの長年の読者の方からは 私の娘の小さい時からずっと見守っていて下って 
最近はどうしていますか?と
聞いてくださる方もあるくらいなのですが
その、上の元水泳娘がセビリア大学の法学部に受かってあと数日で登校開始。

下の娘は三度目の中学転校を果たすべく 本日から新しい学校第一日目。

日本はどうだったか分からないのですが ここはいちいち親が行かないと、サインしないといけなくてニューヨークから帰ってからは
ずっとこんなことがお団子になってました。

あとは上の娘が もう大人なんだからと権利ばかり主張して
あーーーら 法学部の学生たるもの義務と責任がワンパックなの知らないの?なんていうバトルを繰り返して疲労していました 笑

子育ての初めのころこそ 大変なんだと思い込みがちですが
何を隠そう、ティーンになった中学後半から家を出てくれるまでが実は親が一番性根据えて戦わないといけないのですね。

一線も譲らない覚悟で 時代とか環境とか民族を超えて絶対に普遍である物を体張って教えないといけない。
どこの親もこの辺りから相当苦しむみたいです。

大概はギブアップして小遣いやり放題、夜遊びもう干渉しない、になって行くみたいですがここを戦うと苦しいです。

うちだけ普通の家と違う、になります。

私が呆れるのは 80年代からずっとスペインに住んでいて
今のように若い子が平気で週末に午前様が当たり前になった時代というのは断じてなかつたのです。

今の親が未婚時代にはなかった。今の親の親は厳しかった。
つまり今の親からだらしなくなった。突然。

稼ぎも無いのに週末になると友達とレストランで食事してディスコに行ったりする。
大学生だから 朝帰りというのは認めないけど
この小遣いをアルバイトで働いて工面するならどうぞ、というところで折り合った。私は御免である。こんな経費まで出さない。

さあ、この失業率ヨーロッパで一番のスペインでどうやって
仕事を見つけるのか。

ま、家庭教師とベビーシッター。
広告の文面はこう、ポスティングするならこの地域。
印刷するならこのレイアウト、なんていうのまで
言わないと本人は思いつかない。

さすがスペイン人だけのことはあると 思うこの頃です。
うちの娘は、本物の日本人の私とは違うので すぐに諦める。
すぐに面倒だと思うし、工夫が足りない。

娘達はスペイン人にしては良くやる方かもしれないのだけど
日本人にしちゃあ 全然甘くて駄目。なってない。
それだけではなくて 根本的なところで理解できなくて
よく衝突します。日本対スペインのバトルになります。

今までのスペイン生活で 対外的に戦ってきたことが
家庭内で小スペイン、小日本としての戦いになってきました。
親って賢くないと駄目なんだなぁ とつくづく思う私です。
もっと磨いておくべきだったと思いますね。足りないのです。

感じとしては まだ親を怖れるというか敬わないといけないのかもという意識が多少残っていますが これもあと少しで逆転する予感がします。

だからこそ まだ力がこっちに残っているうちに経済のなんたるかから始めて 一人立ちすることがどういうことなのかを厳しく実践させないといけないと強く感じています。
あの だらだらと30過ぎまで親掛かりという世界的傾向は
私の家だけ無事というわけではないのだな、と最近思っています。

子育てというのはどんなに一家族だけで真剣にやつたつもりでも
社会的な荒廃とか退廃が必ず忍び込んでくるので
親が親として立派に全うするには それは大変な努力だと思い始めています。

心から愛して命を注ぎ込むようにしてくると
色々な挫折で本当に苦しいですが やっぱり舞踊がいてくれて
これが血の通った人間ではないというところが私には救いです。

子供以前、子供以降、も続くのは舞踊と関わってきた
関わっていく私の一筋の人生だと思います。

色々な時点で感謝の気持ちがありましたが
今、さらに有り難いなと思う私の逃げ場であり、鍛錬の場であります。

皆さんにもどうか そうでありますように。末永くお付き合いください。やめてしまうと後悔すると思います。
血の通っていない友がいてくれるのとそうでないのとでは人生の
乗り越え方が違うと言えますね、今だからこそ。

おい、ニューヨークパレエ天国はどうした?
はい、前置きだけで終わってしまいました 又明日。
ご期待くださいませ 良い一日を。

●2009年09月09日(水)

ダンスーニューヨーク報告


選挙の結果も それからまだ踏み出しもしていないうちから
民主のボロが出始めてこの日本の危機に外交と防衛と何よりも
教育の更なる荒廃が心配で 何も書けなくなってしまいました。

これではいけないと思い、本日更新です。
とりあえず 日本の心配は少し脇にパーキングさせておいて...

..............まずは 雑感から

ニューヨーク、いつかは行かないといけないとずっと思っていたのは やはりダンスの本場ですから何がどう本場なのか
どう本格なのかを自分の目と体で体験しないといけないと思っていました。

フラメンコが専門なのだから 別に行かなくても良さそうですが
そこがほら 日本人らしい徹底追及の精神で自分の専門もそうだけれど枝葉もちゃんと掌握しておくというのは専門に役立つと思うわけなんですね。誰に言われるでもなく こういう気持ちが日本人を長年動かして来ている。

で、私もこのDNAに漏れずに いつも遣り残しの宿題があるような気持ちでいましたが行ってみました。

日本に帰るほどに乗り換えが面倒ではありませんで
マドリーから一気に行けてしまうのは楽でした。

でも空港の不合理さ 荷物のカートにまでお金を取るというのに
ちょっと驚きましたね。
だって旅行者というのは まだコインの準備が無い。
それにごたごたの荷物とかカウンターでのやり取りとかとかくにトラブルがあるのに荷物さえどかっと乗せて とりあえずはやれやれって気持ちにさせてくれない。また財布をかき回して五ドル無い
ある、をやるのは辛いですよね。こんなのは成田でもスペインの空港でもお金なんか取らない。
旅行してくれてありがとう
お疲れ様です はい ここに乗せてね、
そういう配慮があって当然ですよ。
でもアメリカは 世知辛い。
こんな所からまず 始まる。

カードで払えますよと言ったって着くなりカードが挟まっちゃったり 何かあったら大変だと思うので差し入れる気になれない。

次に乱暴で有名なタクシー。
ほんとだ 凄いや、と つり革にしがみつく。

ジェットコースターみたいにガタガタの道をくねくねに縫って
当たれよ!とばかりに体当たりで走っている
誰彼となく接戦で擦り寄って行く凄まじさ。
通行人が居ても猛スピードがゆるまないから
怖いのなんのと言ったら....

流石に聞きしに勝るとはこのことかと 納得しました。
ふらーーーーっとしながら契約していたアパートに着く。
ここでもチップ探してごそごそ。

このチップが実は全旅行で いちいち悩みの種でしたね。
本当にそうかどうかは分からないけれど 私の親友のケリーは
アメリカでは15%以下のチップは相手に対する横暴、軽蔑以外の何物でもないと始めの日に言うので いちいち15%の計算をして過ごすことになります。

言われなかったら適当な半端を丸くして払うくらいのことしかしなかったと思うのですが
こんなに観光が落ち込んでいる危機の最中でも本当に15%も払うのだろうか みんな?

例えば一万円の外食をすると1500円も置いて来ないといけない。
これはつまりテーブルまで皿や水や勘定を運んでくれたお礼になるわけなんだけれど こんなに払うと翌日のランチ分まで割り込む。

後で聞いた話だと店主はチップを当てにして給料をちゃんと払わないので チップを上げないと働いている人は大変に困るらしい。

これもどうも飲み込めない。
値段は普通に取るのだから 経営者が得になっているのではない?
自分の雇っている従業員の給与まで客に頼るのは なんか間違ってますよね。

どうもしっくり来ない習慣でした。

例えば旅行で50万円使ったとすれば 単純計算で75000円もチップで消える。
お金にゆとりの人ばかりではないのだから これは悪しき習慣だと思うな。
留学生とかティーンでもチップを払うのかしら?
どうも馴染めない
理屈の分からない習慣でした。

スペインなんかでは あげたい人だけがあげる。
それも端数を丸くしてあげる程度でも良い。
高級なレストランとかでしたら 恥ずかしいから一割くらいあげる。お志だけで結構ですという姿勢が相手にあります。
日本だと全然あげなくていいらしい 計算が楽で助かる。

いきなりお金の話ではしたないですが あはは とにかくめんどくさかったですね いつも小銭を用意しておかないといけないし。

あとは第一印象として マンハッタンの街に出て五番街まで行っても驚かない。これで全部?というくらいに普通でした。
これは子供も「ねぇ ママ、あんなにニューヨークって近代の見本みたいに騒ぐけど歩いていると別に何も強い印象として飛び込んで来ない」それはそう。私にはモデルだとされているここより東京の街のがずっときれいで関心するのです。
第一 今年はどうだか分からないけれど いつもの日本は街に本当に希望無く困窮している人というのを滅多に見かけない
ニューヨークは五歩歩くと そういう人とすれ違う気がします。

何と言ってもスペインでも東京でも見かけないような
ものすごい長いリムジンがそこかしこに停まっているということ。
これらは日本でもスペインでも滅多に居ない大金持ちの車というわけです。
貧富の差がこんなに激しいと 都会は殺伐とした何かを訴えかけて来ます。
こういう辛い気持ちには 東京ではならない。
なんていうか 自分はこの中の一人である、上でもなければ下でもないという安定した公平な気持ち。意識することもない平穏さというものが日本の国にはあるな、と思いました。

私のマンハッタン第一日目というのは このような強烈な認識から始まりました。

いつも文句ばかり言っているスペインが 実はどんなにいい国なのかが良く分かりました。私の旅行は 今回は図らずもこのような認識に立ち戻るところから始まります。

これは決して高くなかったですね。
自分の持っているものの大切さが分かるって言う意味で
日本を出たことも愛国の気持ちを明治のはるか先にまでさかのぼって私の胸に呼び起こしてくれたし
今又 日本と比較しては駄目だなぁ と思ってばかりのスペインという国の良さが身にしみて分かったし
これがダンスとともに最大の収穫でした。

では、明日は ダンスについて...

皆さん良い一日を。


●2009年09月02日(水)

宇宙にも制限つき

宇宙航空研究開発機構(JAXA)、確か私の熱心な集中レッスンの参加者がここに働いていて 
しかも聞けば飛行士だと言われてレッスン中にたまげた記憶が鮮明にあります。
そう、フラメンコ練習生なの。で、宇宙も飛ぶ 笑。
あの子、どうしたかな 教えてくれないかな、私の疑問。

産経新聞に日本がインドに技術協力して宇宙実験に関わると出ていたのだ。
インドという国と交流するのはいいことだし、続けて欲しいと思う反面、なんでいつも自分より遅れて参画してきた国に抜かれるだろうかと思う。挙句に記事の最後はこう結んである。

「日本は昨年からISSの実験棟「きぼう」で宇宙実験を始めた。しかし、米国はISSの運用計画を2015年までしか示しておらず、その後の見通しは不透明だ。ISS計画が打ち切られると、日本は宇宙実験の場を失うことになる。」

私はこれはよく分からないのでどなたか詳しい方があったら
是非教えて下さい。

少なくともこの記事からは なんだかアメリカが渋っていて
というかどうも許可がいるらしい。で、アメリカが駄目と言ったら
もうできないらしい。そう読めるのですが。

六カ国協議も まるで日本が一人前でないような扱いだし、
国連だって日本を絶対に常任理事国にしない。

中国なんていう民主主義でもなく、普通選挙すら無い独裁侵略虐殺国家が日本の頭越しに常任理事に座り、もうアメリカも頭が上がらない。
みんなして日本を財布代わりにだけする。
また卑屈に金ばかり持って行っては お前は許可制だからあっち行っとれと言われて出もしない許可をお預けになっておとなしくしている。実に情けない。

軍隊もそう、核もそう、国内の激しい左傾化で勿論議論も出来ないみたいな日本だけれど、とにかくいつも誰かから許可を待っている。
それでいて誰よりも知性抜群で技術力も高い。
なんでさっさと自分でやってしまわないのだろう。
宇宙開発だってなんだって自分でできるんだからどんどんやってしまえばいい。

拉致被害者をめぐって30年経っても返してもらえないのだから
核武装してさっさと強い外交をやるべきだ。
話し合えとか外交でとか言っているけれど いつまで話し合うのじゃ?
こんなに国家の主権を踏みにじられてまだ話し合いで解決するのか?
相手にミサイルまでぶつぱなされているのに まだ友愛外交なんていう阿呆なのが首相になっちまった。
(そんなに友愛が好きならなんで自民と友愛しなかったのか。)

私は横田めぐみさんのご両親のすっかり白髪で老けたのに驚いてしまった。
本当に気の毒で胸が痛い。
二日と空けずに思い出される。

30年もの長い人生、どんなに苦しみもがいて娘を思い続けて
いるのかと 察するのも辛いくらいだ。
母親の胸は張り裂け、千里の彼方にでも魂をさまよわせて
娘を探すだろう。ただの一日も苦しみから逃れられない
辛い辛い日々の連続だけだったろうと思う。

なんで日本は、取り返さないのか
やろうと思えばやれた筈だ。
事なかれ主義の政治家ばかりでこうなる。

そうして北朝鮮は勿論だけれど 日本国内のエセ左翼の「話し合い」だの「護憲」だの「非核三原則」だの もっと外交で!なんていう言葉に怒りを覚える。

外交、外交っていうのは強い後ろ盾がなかったら
相手は侮って言う事なんか聞かないのだ。
どこの歴史を紐解いたってそうだ。
人類の歴史はつよーーーーい力関係で動いているのだ。
性善説では動いていない。

いやーーーごめんね じゃあ返すわ、なんて言った試しがないのだから。ロシアにしても中国にしても。

さっさと返さなかったらミサイルぶち込むぞ!
と言って取り返して来るのよ。
札束持って行って何人か下さい、こんなんじゃあ 駄目よ。

金づるになってしまった六カ国協議を脱退して
国連がこのような虐殺侵略国家を常任にするなら私は脱退しますと言って別に国連のようなのを日本が主軸になって作る。
その前に核武装と自前の宇宙開発で力と技術の成熟をちゃんとアピールしておく。戦闘機もみんな自前で作る。景気が回復し、雇用も安定する。
日教組を潰してちゃんとした教育をする。
心のしっかりした質の高い日本人が国を誇りに思って育つ。
世界中のネットと出版界に きちんとした証明の歴史を流す。
竹島や虐殺が無かった事 そういう証明を国費を投入して世界中に知らしめる。
ウイグルを助け、チベットを助け、ダライラマがご存命中にあの国民を助ける。
アジアを助ける強い日本として経済でも技術でも先導して行く。

日本は自給自足できる主権国家として 中韓以外のアジアの全ての国から信頼と尊敬を集めて そうしてヨーロッパにもアメリカにも
四の五の言われない実力を示す。

ああ、こんな日は私が生きている間には来ないのだろうな。





●2009年09月01日(火)

いよいよ

日本のテレビの無い私は 一日胃がよじれる思いで
結果を待っていました。夜遅くにあの民主が「その支持母体である
日本のマスコミ」の予言どおりに300議席越えて第一党になったとネットで見て、本当に落胆しました。

アメリカやその他の国の友人からお悔やみの電話も入りました。

なんだか鳩山が早々にアメリカと同等の外交とか
自衛隊の給油を来年一月で止めるとか(即、日米手切れになりますからね)東アジア共同体(つまりシナの属国になるということですよ)などの発言で海外から失笑を買っているのだと知らせてくれる人がありました。
およそ 一国の首相の発言とは思えないとまで言われてしまいましたが 私はなぜか日本人として恥ずかしいという、鳩山と同じ血の同じ文化の国民としてかばうとか 責任取るとか 共有する気持ちにはなれません。

あの人は骨の髄まで売国であり、その背後には、小沢一郎という元自民党で、全ての自民の悪を重ねに重ねた張本人が居る。
これが汚職献金問題で一旦めくらましのために代表の看板から降りただけで暗然と隠居所から権力を握っている。こんなのはフラメンコ・ダンサーにでも分かる。

つまり、金と汚辱に満ちた自民党にした張本人が 賭場を代えて
日本の国庫を握ってしまったということです。

もうこれからは糾弾されている蓄財30億だのなんのというケタではなくなる。何百兆、何千兆という果てしも無い莫大なる国庫が この汚辱漢の手に一気に握られてしまう。

みんな愚民と化した国民が選んだのだから これからいよいよ始まる恐怖政治に身をゆだねるしかない。

本当に血涙が溢れるような思いです。

投票前日の池袋で日の丸を振って麻生さんを応援する沢山の人を見たので もしかしたら最後には日本人は鋭利な洞察で投票するのではないかと思ったのに 絶対に議員のバッジをつけさせてはいけない売国までどんどん当選してしまった。

一方で あの高潔で立派な西村眞吾さんが大阪の選挙民から選ばれずに落ちてしまった。一体大阪人というのは何を見ているのか。

反日勢力から嫌われに嫌われ、妨害の限りを尽くされている あの素晴らしい稲田朋美さんがなんとか切り抜けた。これは嬉しい。
百人切り裁判の弁護士を務め、反日の勢力に真っ向から挑戦している勇敢な女性なのです。絶対に失ってはいけない。心正しい、正義の議員なのだから。

中川昭一さんが落ちてしまった。この人が大臣の中では唯一、中国へのODAを止めろと戦った本当の国思いで見識も高く、国際情勢に聡い 数少ない議員であることはやってきたことが証明しているのに あの一件を刺客として抹殺されてしまった。

日本の偉人の中には陣中かたときも酒を放さないで日露戦争を勝利に導いた天才的軍人、秋山好古が居る。水筒の中身は常に酒だった。誰か自己管理と言って糾弾した小粒の日本人が居たのか?

こんな胆力もあり、知性抜群の勇気ある政治家を屁をひったかひらないかくらいで止めさせてどうするのか。

小沢にしても鳩山にしてもその献金ルートの汚さ、危うさは朦朧会見どころの騒ぎではないのに 政権をやってしまった。

外交と国防の政策が無いのに、第一党になった。

こんな愚民の恥ずべき選挙は洋の東西を見ても日本しか見当たらないのではないでしょうか。
日本の長い歴史には何度も国難があったけれど
今度の選挙ほど恥多いものはないです。

民主党が政権取ったら こうなる、ああなると心配していた全部がこれからは恐怖をもって目の前にどんどん実現していくのを見ないといけない。

韓国大喜び、中国は評価すると言ったって。
もう属国の第一歩だ。
何せ 鳩山はまだ選挙もする前から中国に行って「私は靖国には行きませんから」と言い、よぉし、評価するぞと言われて来たのだ。
どこの世界に一国の最高責任者が隣の国におべっかに行くよ?

このいかがわしさ、危うさ、日本の全ての都市に弾道ミサイルを照準している国にこのようなへつらいをするのが 今度のあなた達が選んだ首相だ。
大和民族もここまで落ちた。

日教組が文部科学省を握るから、これからはもっと暗愚な国民が生まれるだけなんでしょう。

民主政治というのはみんなの賛成を取り付けるのが時間がかかる
やっと教育を少しまともに修正しようという矢先に大幅に左に寄らされてしまう。一体この国の子供達はどうなるのか

無念で悲しくて何も元気が出ないです



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